海外FXのメリットは色々とありますが主には以下の5つがあります。
- ハイレバレッジ
- 入金ボーナス
- ゼロカット
- MT4/5が使える
- 仮想通貨やCFDもトレードできる
とくに1番目と2番目のメリットは非常に大きく、海外FXを選ぶ大きな理由となっています。
本稿を読めば、これら海外FXのメリットが「実際のトレードにどのように活かせるのか?」わかりますのでぜひ最後までお付き合いください。
FXの本質とは?
FXの本質は、ずばり「よく当たるクジ」をデザインすることです。
クジの当たりとは「利益確定ライン到達」のことで、クジのはずれとは「損切りライン到達」のことです。クジなので、はずれることももちろんあるのですが、自分の創意工夫次第で、クジの勝率をグンと高めることができます。
クジのデザインとは・・・
✅エントリーポイント(買う・売る・待つ)と、
✅イグジットポイント(利益確定ラインまたは損切りライン)
の決定です。
FXトレードの巧拙とは、この「クジのデザイン」の巧拙に他なりません。
そして、FXにおいては、当たりとはずれをひっくり返す、すなわち、買いと売り、利益確定ラインと損切りラインを、ひっくり返すことも可能です。
つまり、1回のトレードで大損してしまったとしたら、買いと売りが逆のポジションを持っていれば、大勝ちしていたということです。
当たるも、はずすも、自分次第。
これこそがFXの醍醐味なのです。
あなたは資金をいくら持っていますか?
ここで、クジのデザインという『知恵』の問題とは別に、FXで収益するには、クジを買う『資金』が問題となります。
海外FXの最大のウリである、高レバレッジと入金ボーナスのメリットとは、実は「少ない資金でたくさんのクジが買える」ことなのです。
クジをたくさん買うことができれば、当選する確率も高くなります。
そのことがいかに有利であるか、以下で数字を使って説明していきましょう。
レバレッジ888倍の威力
レバレッジとは、「てこの原理」のことです。
「てこ」が小さな力で大きな石を動かせるのと同様、FXでは「レバレッジ」の存在により、少ない資金で大きなポジションを動かすことができます。
あなたは、
「ドル円のポジションを1万通貨単位を持つのに必要な証拠金の金額」
を計算できますか?
計算を簡略化するため、ドル円を1ドル100円ちょうどとします。
■ レバレッジ25倍の国内FX業者の場合
100円×1万通貨単位÷レバレッジ25倍=40,000円
となります。
一方、
■ レバレッジ888倍の海外FXの場合
100円×1万通貨単位÷レバレッジ888倍=1,126円
ですむのです。
ではここで、仮に「FX用資金」として5万円用意したとしましょう。
そして、
トレードのストラテジーとして、
◆20pips順行で利益確定2,000円
◆20pips逆行で損切り2,000円
というクジをつくったとします。
(1万通貨単位のポジションになります)
このとき、レバレッジ25倍の国内FX業者だと、必要証拠金だけで40,000円かかるので、5回連続ではずれを引けば(▲2,000円×5回=▲10,000円)、次のトレードからはロットサイズを小さくするしかありません。
一方、レバレッジ888倍の海外FX業者だと、必要証拠金は1,126円ですみますから、24連続ではずれを引かないかぎり(▲2,000円×24回=▲48,000円)、ロットサイズを小さくする必要はありません。
もしあなたがFXの経験が豊富で、よほど腕に自信があるのであれば、必要証拠金が少なくてすむ分、1度に10万単位売買するなど、ポジションサイズを大きくすることも考えられます。(「クジの賞金を大きくする」)
がしかし、レバレッジが大きく、必要証拠金が少なくてすむ分は、「買えるクジの枚数を増やす」ために使うのが鉄則だということをおぼえておいて下さい。
相場の世界は、まずは生き残って、場数を踏んで経験値を積み、自分をレベルアップさせていくのが、王道なのです。
入金ボーナスの威力
入金ボーナスとは、FX業者への証拠金の差入れ時に、実際の入金額よりも多く、口座の証拠金を増やしてくれることをいいます。
一部の海外FXが採用しているシステムです。
入金ボーナスが100%のFX業者であれば、5万円入金すれば、口座の証拠金は100%+100%の合計10万円増やしてもらえることになります。
これにより、「レバレッジ888倍/入金ボーナスが100%」のFX業者であれば、さきほどのクジの場合、実に49連敗しない限り、ポジションサイズを小さくする必要がありません。
「レバレッジ25倍:/入金ボーナスなし」の国内FX業者が、5連敗までしか許容されなかったのとは、雲泥の差となります。
なお、入金ボーナス分の証拠金については、当然ながら、口座から引き出すことはできません。
外貨預金ライクなポジションへの活用例
日本人の富裕層は、基本的にはFXをしません。
ですが、まれにいる富裕層のFXトレーダーのほとんどは、外貨預金ライクなFXトレードを行っています。
つまり、頻繁にはポジションを動かさず、じっくりと投資する、ということです。
仮に長期的な円安とユーロ高を予想し、ユーロ円の買いのポジションを持つとします。
現在のユーロ円は、122円。
損切りラインは、前回安値の110円とします。
(長期的な円安ユーロ高を予想しつつ、110円までの円高ユーロ安に耐えられるようにポジションをとります)
あなたの資金を5万円とすれば、あなたはどれだけのポジションを持てるか計算できますか?
■ 「レバレッジ25倍/入金ボーナスなし」の国内FX業者の場合
4x+12x=5
で、これを解いて、0.3万通貨単位しか、ポジションを持てません。
■ 「レバレッジ888倍/入金ボーナス100%」の海外FX業者の場合
0.1x+12x=5+5
で、これを解いて、0.8万通貨単位のポジションを持つことができます。
つまり、はたして予想通りに「円安ユーロ高」が進んだ際に、海外FX業者を使っていれば、国内FX業者を使うよりも2.6倍の利益が得られる、ということです。
ゼロカットの活用方法
ゼロカットとは、相場の急変により、約定価格が大幅にスリップしてしまい、証拠金がマイナス残高になってしまっても、マイナス残高についてはFX業者が債務を免除してくれることをいいます。
日本のFX業者では、このゼロカットのサービスがありませんから、2015年のスイスフランショックの際には、数千人もの日本人FXトレーダーが多額の借財を負うことになりました。
このゼロカットを利用して、米雇用統計発表直後など、相場が急激に動く際に、レバレッジ888倍を活かして、巨大なポジションをとるという「ギャンブルトレード」が考えられます。
実際、海外FXを使って億の資産を築いたトレーダーの多くは、この重要指標発表時の「どさくさ」を狙ったギャンブルトレードの手法を使っています。
レバレッジ888倍ですと、予想と逆行した場合には、口座の証拠金はあっという間に溶けてしまいますから、ごく小額の証拠金を除いて、口座から出金しておきましょう。
つまり、ゼロカットを、ロスカットのストップ代わりに使う、ということです。
MT4/5の最大のメリットとは?
MT4/5とは、ロシアのMetaQuotes社が開発した総合トレーディングプラットフォームです。
MT4とMT5の総称であり、両者はバージョンの違いです。
MT4/5は、非常に高性能、かつ、初心者にも使いやすいので、世界一ユーザー数の多いトレーディングソフトとなっています。
なのですが、国内FX業者はごく一部の例外を除いて、採用していません。MT4/5を使いたければ、原則として、海外FXを利用することになります。
MT4/5には、さまざな利点があるのですが、なんといっても最大のメリットは、「EA」と「インディケーター」が使えることです。
EAとは、エキスパートアドバイザーの略で、自動売買ソフトのことです。
インディケーターとは、ここでは「独自のテクニカル指標」のことだとお考え下さい。
EAは、自動売買ソフトなのですが、「完全には自動ではない」のがミソです。
たとえば、先の20pips幅の「クジ」を、通貨ペアや相場環境に応じて、15pipsに減らしたり、30pipに増やしたりと、パラメータの微調整をする必要があるのです。
そのパラメータ分析の過程で、FXにおける「よく当たるクジ」をデザインするセンスが磨かれていきます。
上級トレーダーの誰しもが一度は通った道であり、FXの上達には、EAの研究が不可欠といっても過言ではありません。
このEAが使えることこそが、MT4/5の最大のメリットといえます。
仮想通貨FXなら海外FX業者で決まり!
海外FX業者が採用するMT4/5は、総合トレーディングプラットフォームなので、外国為替FXだけでなく、株価指数や、貴金属・原油等のCFD、さらには仮想通貨FXもトレードすることができます。
外国為替FXの方では相場が凪いでおり、エントリーチャンスにまったく恵まれないにも関わらず、株価指数や仮想通貨はまさに買い頃(売り頃)ということは、非常によくあります。
そのとき、同じプラットフォーム上でCFDや仮想通貨FXができるのは、とても便利なことなのです。
そして、MT4/5上では、外国為替FX・CFD・仮想通貨FXの証拠金を共有できる仕様になっているのも、とても便利で、資金上もありがたいことです。
国内FX業者では、当然このような芸当はできません。
まとめ
ここまで述べた「海外FXの活用テクニック」をあなたのトレードに活かしてもらえれば、幸いです