海外のFX業者の中でも人気が高いXM(XM Trading)。2009年から運営している業者で、新規口座開設数は100万を突破するなど、多くのトレーダーが利用している業者です。
私もこのXMを長きに渡って利用しています。
愛好者の多いXMですがXMには利用できる口座のタイプが分かれているという特徴があります。
今回は、これからXMの利用を検討している方向けに、口座タイプの違いや特徴、メリット・デメリットなどについて紹介しています。
口座開設ボーナスなどもありますので、XMに興味がある方は参考にしてください。
XM口座タイプの特徴やメリット・デメリット
XMではスペックが異なる口座タイプが用意されており、好きなタイプを選択して取引を始めることができます。口座タイプごとでどんな特徴やメリット・デメリットがあるのか、まずは確認していきましょう。
XMには3つの口座タイプがある
海外FX業者XMでは、以下3つの口座タイプが用意されています。
- マイクロ口座
- スタンダード口座
- XM Zero口座
それぞれの口座で、必要資金やレバレッジ、コストなどが変わりますので、どの口座タイプを開設するか慎重に選ぶ必要があります。
各口座タイプの特徴や違いについて確認していきましょう。
各口座の基本スペック
マイクロ口座、スタンダード口座、XM Zero口座それぞれの基本スペックは次のとおりです。
マイクロ口座
・最大レバレッジ:888倍
・1lot単位:1,000通貨
・最小取引数量:10通貨(0.01lot)
・最大取引数量:100,000通貨(100lot)
・最低入金額:5ドル
・ボーナス:口座開設3,000円ボーナス、100%入金ボーナス、XMロイヤリティプログラム
・スプレッド:広め
・取引手数料:なし
・最大保有ポジション:200
・マージンコール:証拠金維持率50%以下
・ロスカット:証拠金維持率20%以下
・追証:なし(ゼロカット)
・取引ツール:MT4・MT5から選択可
・取引銘柄:FX、CFD、コモディティ、貴金属
・FX通貨ペア数:57種類
・CFD取引ペア数:42銘柄
・貴金属取引ペア数:5種類
・無料VPS:対応
スタンダード口座
・最大レバレッジ:888倍
・1lot単位:100,000通貨
・最小取引数量:1,000通貨(0.001lot)
・最大取引数量:5,000,000通貨(50lot)
・最低入金額:5ドル
・ボーナス:口座開設3,000円ボーナス、100%入金ボーナス、XMロイヤリティプログラム
・スプレッド:広め
・取引手数料:なし
・最大保有ポジション:200
・マージンコール:証拠金維持率50%以下
・ロスカット:証拠金維持率20%以下
・追証:なし(ゼロカット)
・取引ツール:MT4・MT5から選択可
・取引銘柄:FX、CFD、コモディティ、貴金属
・FX通貨ペア数:57種類
・CFD取引ペア数:42銘柄
・貴金属取引ペア数:5種類
・無料VPS:対応
XM Zero口座
・最大レバレッジ:500倍
・1lot単位:100,000通貨
・最小取引数量:10,000通貨(0.01lot)
・最大取引数量:5,000,000通貨(50lot)
・最低入金額:100ドル
・ボーナス:口座開設3,000円ボーナス
・スプレッド:狭め
・取引手数料:1取引あたり1pips
・最大保有ポジション:200
・マージンコール:証拠金維持率50%以下
・ロスカット:証拠金維持率20%以下
・追証:なし(ゼロカット)
・取引ツール:MT4・MT5から選択可
・取引銘柄:FX、貴金属
・FX通貨ペア数:56種類
・CFD取引ペア数:なし
・貴金属取引ペア数:2種類
・無料VPS:対応
マイクロ口座とスタンダード口座は似ている
XM Zero口座になると多くの点で違いがありますが、マイクロ口座とスタンダード口座ではそれほど違いは多くありません。むしろスペックが同じ部分が多いため似ている印象を持つ人も多いことでしょう。
マイクロ口座とスタンダード口座の違いは、次の2点です。
- 最小取引数量
- 最大取引数量
最小取引数量については、
- マイクロ口座:10通貨
- スタンダード口座:1,000通貨
と、100倍異なります。
最大取引数量については、
- マイクロ口座:100,000通貨
- スタンダード口座:5,000,000通貨
と、50倍も違いがあります。
最小取引数量、最大取引数量以外のスペックについては、両口座ともに同じです。
そのため、「少額資金で取引をしたい」「それほど多くの取引数量は必要ない」という方はマイクロ口座。「多くの資金を投じて取引したい」「100万や200万通貨など多くの取引をしたい」という方はスタンダード口座を選ぶといいでしょう。
初心者の方ではマイクロ口座から投資をはじめてみる、という方も多いようです。
他のレバレッジや最大保有ポジション数、通貨ペア、ボーナスなどは同じです。
口座によって1lotの通貨数が異なる
XMには3つの口座タイプがありますが、マイクロ口座は、スタンダード口座やXM Zero口座と1lotの通貨数が異なります。スタンダード口座やXM Zero口座は1lot=100,000通貨ですが、マイクロ口座については1lot=1,000通貨となります。
同じ1lotでも、1,000通貨と100,000通貨で100倍違いますので、取引する際は注意が必要です。
この点は初心者の方がよく理解せずに、いきなり10万通貨で投資をはじめて大損してしまう、というミスに繋がります。よく注意して口座タイプを選んでください。
XM Zero口座はマイクロ・スタンダード口座と違いが多数
マイクロ口座とスタンダード口座は違いが2点しかなく、非常に似ている口座です。しかし、XM Zero口座については、これら2つの口座とスペックがまったく異なります。
最大レバレッジは500倍、最小取引数量は10,000通貨で最低入金額は100ドル、取引ごとに取引手数料がかかります。ここだけを見るとスタンダード口座の方が優れている印象を受けますが、XM Zero口座はスプレッドが狭いのが特徴です。
マイクロ口座とスタンダード口座のスプレッドは米ドル/円平均2pipsですが、XM Zero口座になるとわずか0.1pips程度です。つまり、米ドル/円に限っては20分の1程度のスプレッドで取引ができます。
低スプレッドで売買ができるため、コストを抑えた取引が可能です。
他のスペックを考えると、マイクロ口座やスタンダード口座の方が魅力を感じたりもしますが、スプレッド重視で口座タイプを選ぶ場合はXM Zero口座に優位性があります。
ただし、XM Zero口座は業者利益をスプレッドに加算せず、別に手数料を徴収するECN方式をとっているため、取引ごとに1pipsの取引手数料が発生します。
マイクロ口座やスタンダード口座は、国内FX業者同様、業者利益をスプレッドに加算するSTP方式をとっています。
各口座タイプはこんな人におすすめ
それぞれの口座タイプはどんな人に向いているのか紹介していますので、口座タイプ選びの参考にしてください。
海外FXに初めて挑戦する人は「マイクロ口座」
「海外FXは初めてなので不安がある」「FX自体を始めたばかりなのでわからないことが多い」など初心者におすすめなのがマイクロ口座です。
マイクロ口座であれば、最低入金額はわずか5ドルで10通貨から取引ができます。少額資金で始めることができるので、「まずはFXに慣れたい」という方でも安心です。
そして、ある程度経験を積み、資金にも余裕ができたら取引数量が多いスタンダード口座やXM Zero口座に切り替えるといいでしょう。
マイクロ口座であれば、他の口座タイプよりも少ないリスクで海外FXにチャレンジすることができます。
海外FX初心者〜経験豊富な方までカバーする「スタンダード口座」
まったくの初心者向けであるマイクロ口座とは違い、スタンダード口座は初心者〜経験豊富なトレーダーまで幅広くカバーできる口座です。
最小取引数量と最大取引数量以外は、マイクロ口座と同じスペックなので初心者も安心して取引ができます。
また、XM Zero口座よりも最大レバレッジや最低入金額、取引銘柄などは条件が良いため、マイクロ口座では物足りなさを感じる上級トレーダーも不自由なく利用することが可能です。
最大レバレッジは888倍あり、1ショットあたりの最大取引量は5,000,000通貨あるため、海外FXならではの高い資金効率で利益を狙うことができます。
「マイクロ口座だと最大取引数量100,000通貨が壁になる」「XM Zero口座だとスプレッドは安いが総合的なスペックやボーナスを重視したい」という方は、スタンダード口座を開設するといいでしょう。
短期トレーダーにおすすめの「XM Zero口座」
XM Zero口座は、マイクロ口座やスタンダード口座よりもスプレッドが狭いため、スキャルピングやデイトレードなどの短期トレーダー向けの口座タイプです。
たとえば、スタンダード口座の主要通貨ペアの平均スプレッドは以下のとおりです。
- 米ドル/円:0.016
- カナダドル/円:0.034
- 豪ドル/円:0.033
- ポンド/円:0.033
- NZドル/円:0.032
- ユーロ/円:0.025
一方、XM Zero口座で同じ通貨ペアの平均スプレッドは次のようになります。
- 米ドル/円:0.001
- カナダドル/円:0.014
- 豪ドル/円:0.012
- ポンド/円:0.009
- NZドル/円:0.02
- ユーロ/円:0.002
このように、これらの通貨ペアの平均スプレッドを比べても、スタンダード口座とXM Zero口座では大きな違いがあります。その違いは、米ドル/円は16倍、カナダドル/円は2倍以上、豪ドル/円は3倍以上、ポンド/円も3倍以上、NZドル/円は1.5倍以上、ユーロ/円は12倍以上です。
スプレッドがかかるのは1回だけでなく、取引の度に負担しなければなりません。そのためスプレッド幅が広いと、短期間のうちに繰り返し取引を行う短期トレーダーは多くのコストを負担することになります。
スプレッドの幅が狭ければ、低コストで繰り返し取引ができるため、他の口座タイプよりも効率よく利益を得ることが可能です。
ただし、適用されるボーナスは「口座開設3,000円ボーナス」だけで、マイクロ口座やスタンダード口座のように「入金ボーナス」や「XMロイヤリティプログラム」は適用されません。また、ECN形式で別途取引手数料がかかることも考慮したうえで、選ぶ必要があります。
他の海外FX口座もある
XMの口座タイプの中では、最もスプレッド幅が狭く短期トレード向けなのがXM Zero口座ですが、他の海外FX口座も同様に低コストです。
XM以外にもTRADE VIEW、AXIORY、TITANFXなど、多くの海外FX業者があります。XMのXM Zero口座でも十分低コストで取引ができますが、通貨ペアやタイミングによっては、別の海外FX業者の方がスプレッドが狭いケースもあります。
もちろん、取引ツールの使い勝手やボーナス、取り扱う通貨ペアの種類、サポートの手厚さ、入出金方法など、スプレッド以外の部分を考慮して総合的な判断で利用する業者を決めるのが良いと思います。
しかし、スプレッドのみを重要視して取引するのも1つの方法ですので、その場合は複数業者の口座を開き、通貨ペアやタイミングごとに業者を使い分けてもいいでしょう。
口座開設ボーナス(3,000円)を実施しているのは珍しいですし、総合的な満足度は高いため、XM業者の口座は開設しておいて損はないでしょう。
XM3つの口座タイプのまとめ
ここまで紹介してきた、3つの口座タイプの特徴やメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
マイクロ口座
・海外FX初心者・FX初心者におすすめ
・最小10通貨から取引できるため少額資金でもスタートできる
・口座開設ボーナス、入金ボーナス、XMロイヤリティプログラムあり
・最低入金額は5ドルと少ない
・最大取引数量は100,000通貨なので多くの取引をしたい方には向いていない
スタンダード口座
・海外FX初心者〜経験豊富なトレーダーまで対応できるバランス型
・1,000通貨から取引できるのでそこまで多くの資金は必要ない
・口座開設ボーナス、入金ボーナス、XMロイヤリティプログラムあり
・最低入金額は5ドルと少ない
・最大取引数量は5,000,000通貨なので多くの取引をしたい方も対応できる
・マイクロ口座とXM Zero口座の中間で安定したスペック
XM Zero口座
・3つの口座タイプの中で最もスプレッド幅が狭い
・低コストで取引できるので短期トレーダーにおすすめ
・口座開設ボーナスのみ
・最大レバレッジは500倍で最低入金額は100ドル
・最大取引数量は5,000,000通貨なので多くの取引をしたい方も対応できる
どの口座タイプごとで特徴やメリット・デメリットが異なるため、向いているトレーダーも変わってきます。FX経験がそれほどなく、どの口座タイプにするか迷った場合はバランス型であるスタンダード口座を選択するといいでしょう。
各ボーナスもありますし、スペックも高く取引しやすい環境が整っています。スタンダード口座を利用すれば、特にストレスを感じることなくXMでの取引を始められるでしょう。
まとめ
今回は、海外FX業者XMの口座タイプの違いや特徴、メリット・デメリットなどについて紹介いたしました。
最後にここで紹介した重要ポイントをまとめると、次の3点になります。
- XM Tradingは3種類の口座タイプがあり、それぞれで特徴が異なる
- 初心者はマイクロかスタンダード、短期トレーダーはXM Zero、迷ったらスタンダード
- 運営歴も長く多くのトレーダーが利用しており、ボーナスもあるのでXMはおすすめ
これから、XMでの取引や海外FXを検討している人は、ぜひ、ここで紹介している内容を参考にしてください。