XM(エックスエム)を選ぶ基準やメリット・デメリットを徹底解説

XM（エックスエム）は、海外FX業者の中で日本人トレーダーが最も利用している最大手のFX業者です。

海外FXで取引する日本人トレーダーの約7割がXMの口座を開設しているとされ、全世界では合計350万アカウントを超えているFXの巨大グループです。これまでにXMは15を超える世界的な賞を受賞しています。

XMグループは設立が2009年と比較的新しい海外FX業者ですが、金融業界全体をけん引する力強さを持ち、初心者からプロにいたるまで多くのトレーダーが利用しています。

XM(エックスエム)の基礎データ

XMの3種類の取引口座や、レバレッジ倍率、最小注文数、取引手数料、メタトレーダーの対応状況などの基礎データをまとめて一覧でご紹介します。

海外FX完全ガイドが責任編集した「XM口座開設マニュアル」を参考に、まずはXMの口座開設を行ってください。

XMの取り扱い通貨ペア一覧

XMで取り扱いされている通貨ペア全57種類をまとめてご紹介します。

XMが選ばれている基準を解説

海外FX完全ガイドでは海外FX業者選びのための独自基準を設けています。この独自基準に基づいてXMが世界のトレーダーに認められている理由を紹介します。

海外FX業者のリーダー的な存在であるXMは、他の業者の運営にも大きな影響を与えており、業界全体のルール作りをけん引していると言えます。

XMが選ばれている理由として挙げた6つの理由について詳しく解説します。

金融ライセンスを保有

XMは「Trading Point of Financial Instruments Ltd」というグループ会社の1社であり、XMTradingはアジア向けブランドとして設立されました。

グループ全体では、以下のような金融ライセンスを保有しています。

XMTradingを運営する「Tradexfin Limited」は、セーシェル共和国のライセンス（Licence Number. SD010）を保有しています。セーシェル共和国は世界を代表するタックスヘイブンのひとつです。

XMグループは、実務をキプロスの本社で行いながら、世界各地で金融ライセンスを有し、トレーダーのために非常に質の高いサービスを提供しています。

全57種の豊富な取扱通貨ペア

XMTradingでは57種類の通貨ペアを取り扱っており、豊富な選択肢があるのが魅力の一つです。

米ドル、ユーロ、豪ドル、カナダドル、NZドル、ポンド、スイスフランと主要な通貨はもちろんのこと、ハンガリーのフォリント(HUF)やデンマークのクローネ（DKK）などの海外FX業者のなかでも珍しい通貨の取り扱いもあります。

なお、通貨ペアによってはレバレッジが50倍までに限定されているものや、保有している口座の種類によって取引ができない通貨もありますので、通貨ペアごとに取引条件について確認するようにしてください。

豊富な3+1の豪華ボーナス

XMTradingでは2020年6月現在、4種類のボーナスが用意されており、少額からはじめたい初心者に優しいボーナス設定になっています。

口座開設ボーナス

口座開設ボーナスとは、新規でリアル口座を開設するだけで付与されるボーナスで、3000円が開設した口座に振り込まれます。

このボーナスだけでもFXトレードを始めることができるので、一切のリスクを負うことなくリアルな取引を実行することができます。

入金ボーナス

入金ボーナスとは、顧客の入金額に応じた2段階のボーナスです。

最初の1000ドルまでは入金額の50%がボーナスとして付与され、その後ボーナスは総計5000ドルを上限に入金額の20%が付与されます。

例えば2000ドルを初回入金した場合、1000ドルに対して50%の金額である500ドルと、残りの1000ドルに対して20%の金額である200ドルの合計700ドルがボーナスとして付与されます。つまり、2000ドルを入金することで合計金額2700ドルで取引が可能になります。

入金ボーナスは初回のみだけでなく、ボーナスの総計額が5000ドル（総入金額23500ドル）に達するまで何度でも受け取ることができます。

ロイヤルティプログラム(取引ボーナス)

ロイヤルティプログラムとは、取引を継続している期間に応じてアップグレードされる4段階のステータス特典プログラムです。

ステータスが上がることによって1ロットごとに還元されるXMP(XMTradingポイント)が上がるため、活動期間が長いほど還元率が高くなります。

貯まったXMPは現金と交換することも、証拠金として使用することもできます。

特別ボーナス(期間限定ボーナス)

特別ボーナスには、季節ボーナスや招待制のボーナスが用意されています。

2020年4月15日から5月15日の間には「ゴールデンウィーク特別ボーナスキャンペーン」が開催されました。

XMでは季節に応じてさまざまな特別ボーナスを実施しており、すべてのトレーダーがボーナスを獲得するチャンスがあります。

世界的取引ツール「MT4、MT5」を採用

XMTradingは取引ツールにも力を入れており、世界的なプラットフォームであるMT4（MetaTrader4）とMT5（MetaTrader5）を採用しています。

MT4/MT5は海外FX統一のプラットフォームとして展開されており、FXだけでなく株価指数CFD、コモディティ（商品）等、各種銘柄の取引までも行うことができます。

このプラットフォームはWindows版、Mac版だけでなく、モバイル向けのiOS版とAndroid版のアプリもありますので、パソコンやスマホがあれば誰でも容易にFX取引を開始することが可能です。

さらにXMでは、メタトレーダーのような取引ツールをインストールすることなくウェブ上でトレードを完結できるWebTraderも採用しており、あらゆる状況下でのFX取引に対応しています。

それぞれのスタイルに合ったツールを選択することができます。

追い証が無いゼロカットシステム

XMではゼロカットシステムを採用しており、取引口座に預けている投資資金(証拠金)を上回る損失が出てしまった場合でも、XMが損失額(マイナス分)を補填してくれるというトレーダー保護のためのシステムです。

ゼロカットシステムの採用よって、追い証と呼ばれる資金を補填してマイナス分を穴埋めしなければならない状態を回避でき、為替相場の予測のミスによる失敗によるトレーダーのダメージを抑えます。

完全日本語サポート

XMはWebサイトの全てが完全日本語に対応しており、メールは平日24時間対応、ライブチャットに関しても午前7時から午後7時まで日本人スタッフが対応しています。

メールでの問い合わせに対するXMからの返信は、おおむね翌日までに届きます。

XMのメリット

数ある海外FX業者のなかからXMを選ぶべきメリットは、レバレッジ倍率の高さや、入金手数料の安さ、注文拒否(リクオート)が少ないことなどが挙げられます。

初回入金額は5ドルから可能

XMの初回最低入金額は5ドルと、海外FX業者のなかでも非常に低い金額です。

少ない資金からFXトレードをはじめることができますので、初心者であっても少しずつ投資について学びながら利益を積み重ねることができます。

最大888倍の高いレバレッジ

XMでは最大888倍の高いレバレッジを活かした取引を行うことができます。

例えば、米ドル/日本円のレートが「1ドル＝100円」のときに1万通貨のポジションを取ろうすると、通常であれば100万円の資金が必要になりますが、レバレッジ888倍によって1126円の自己資金(証拠金)で1万通貨ポジションを購入することができます。

入出金手数料が無料

XMでは入出金にかかる手数料が全て無料であることが大きなメリットのひとつです。

入金手数料や出金手数料がかかる海外FX業者の場合には、せっかくの投資資金が入出金によって目減りしてしまい投資効率が落ちてしまいます。

XMへの入金方法については、別の記事「【XM】入金方法まとめ！手順や最低入金額を徹底解説」にて詳しく解説しています。

約定拒否がない（全注文の99.35%を1秒未満で執行）

XMは次世代NDD方式と呼ばれる発注方法を採用することによって、他の海外FX業者を大きく上回る約定力を持っています。

スタンダード口座とマイクロ口座で採用されているSTP方式(NDD方式のひとつ)では、注文拒否(リクオート)が発生するケースがありますが、XMでは注文拒否がほとんど起こりません。

また、全注文の99.35%が1秒未満で執行されており、スピーディで快適なFX取引を行うことができます。

NDD方式を含むFXの発注方式については「海外FXのNDD方式を徹底解説します！」をご覧ください。

FXのオンラインセミナーを開催

XMでは、月に5~10回程度のオンラインセミナー(ウェビナー)を開催しています。

初心者を対象とした用語解説やチャートの読み方をはじめとして、プロトレーダーによるの為替相場の考察などの上級者向けのセミナーもあります。

普段のFXトレードで疑問に感じていることを気軽に質問できる質疑応答の時間もあり、じっくりとFXトレードの知識を身につけたい方にとっては非常に有益な情報源となっています。

オンラインセミナーへの参加にあたっては、名前やメールアドレスなどのいくつかの項目を登録するだけなので、気軽に参加することができます。

XMのデメリット

XMはトレーダーにとって自由度の高い安定したサービスを提供している反面、スプレッドの広さをはじめとしたいくつかのデメリットもあります。

スプレッドが広い

XMは他のFX業者と比較すると、スプレッドが広い傾向にあります。

国内FX業者のではドル円の平均スプレッドは約0.3pipsですが、XMでは1.6pipsとなっており、その差が大きいことが分かります。

一方、GemForexが1.2pipsであるなど、海外FX業者で比較した場合にはXMのスプレッドが突出して広いわけではありません。

また、XMにはロイヤルティプログラムがあるため、取引ごとのXMPの還元率を考慮すれば平均0.3pipsほど狭くなります。

出金方法が選べない

XMでは2019年6月より、「出金と入金の方法を同じにすること」「利益分の出金は銀行振込のみ」という2つの規定が追加されました。

以前は出金方法を自由に選ぶことができましたが、この規定によって不便に感じることがあります。

XMがこのような出金方法の制限を行っている理由は、マネーロンダリングなどの犯罪行為への対策によるものです。

信託保全制度がない

XMでは、海外FX業者がトレーダー保護のために採用している信託保全制度を適用していません。

XMでは信託保全制度に代わる仕組みとして、顧客の資産の分別保管を徹底しています。

分別保管は、会社の運営資金と顧客からの預かり資産を分けて管理することで、信託保全制度のような法的な拘束力はありません。つまり、XM社が倒産した場合には、預かり資産の返金が行われる可能性が低くなります。

XMTradingの徹底解説まとめ

XMは、日本国内で最も成功している海外FX業者であり、高いレバレッジ倍率や手数料の無料化などを業界に先駆けて実行してきたFX業界のリーダー的な存在の会社です。

世界各国で金融ライセンスを取得しているFXの巨大グループの1社であるXMTrading社は、アジア市場に向けた良質なサービスの提供を行っており、日本人向けコンテンツを充実させていています。

豊富なボーナスと快適なツール、強い約定力に支えられ初心者からプロにいたるまで多くのユーザーに選ばれています。

初心者の方が海外FXをはじめるにあたっては、XMがひとつの大きな選択肢であることは間違いありません。