海外FX歴12年の筆者がおすすめのFX会社や口座開設方法・メリットデメリットについて徹底分析!

IFC Marketsを選ぶ基準やメリット・デメリットを徹底解説

IFC Marketsは16万人以上のトレーダーに利用されている海外FX業者で、600種類以上の取扱商品はすべて独自の取引ツールを利用して取引できます。

IFC Marketsでは追証なしのゼロカットシステムの採用や、日本語サポート対応、最大で400倍のレバレッジをかけられることなど、海外FX業者を利用する際の最低限の取引環境が整っています。

またイギリス領ヴァージン島の金融ライセンスなど複数のライセンスを保有しており、信頼性の高いFX業者であることは間違いありません。

成子先生
この記事ではIFC Marketsの特徴から選ぶ基準、メリット・デメリットを徹底解説します。

日本人に人気の高いXMと比較することで、IFC MarketsでFXトレード口座の優れている点と劣っている点が鮮明になります。

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IFC Marketsの取引条件

IFC Marketsの取引口座や、レバレッジ倍率、最小注文数、取引手数料、ロスカットされる基準などの基礎データをまとめてご紹介します。

対応取引ツール NetTradeX、MT4、MT5
取引口座の種類 NetTradeX:ビギナー口座、スタンダード口座
MT4:マイクロ口座、スタンダード口座
MT5:マイクロ口座、スタンダード口座
取引通貨 NetTradeX:53通貨ペア
MT4・MT5:49通貨ペア
最大レバレッジ 最大400倍(スタンダード口座は200倍)
1Lotの単位 10万通貨
最小注文数 0.001Lot(NetTradeXの口座)
両建て 可能
追証 なし(ゼロカットシステム採用)
取引手数料 無料
ロスカット 10%
サポート体制 日本語完全対応(24時間サポート)
平均スプレッド ドル/円:0.5
ユーロ/円:2.0
ポンド/円:4.4
ユーロ/ドル:0.4

IFC Marketsの取扱通貨ペア一覧

IFC Marketsで取り扱いされている通貨ペア全53種類をまとめてご紹介します。

取扱通貨ペア
1 EUR/JPY ユーロ/円
2 GBP/JPY 英ポンド/円
3 AUD/JPY 豪ドル/円
4 NZD/JPY NZドル/円
5 USD/JPY 米ドル/円
6 CAD/JPY カナダドル/円
7 CHF/JPY スイスフラン/円
8 CNH/JPY 人民元/円
9 RUB/JPY ロシアルーブル/円
10 ZAR/JPY 南アフリカランド/円
11 EUR/GBP ユーロ/英ポンド
12 EUR/AUD ユーロ/豪ドル
13 EUR/NZD ユーロ/NZドル
14 EURUSD ユーロ/米ドル
15 EUR/CAD ユーロ/カナダドル
16 EUR/CHF ユーロ/スイスフラン
17 EUR/CZK ユーロ/チェココルナ
18 EUR/HKD ユーロ/香港ドル
19 EUR/PLN ユーロ/ポーランドズウォティ
20 EUR/SEK ユーロ/スウェーデンクローナ
21 EUR/TRY ユーロ/トルコリラ
22 EUR/ZAR ユーロ/南アフリカランド
23 EUR/MXN ユーロ/メキシコペソ
24 EUR/RUB ユーロ/ロシアルーブル
25 GBP/AUD 英ポンド/豪ドル
26 GBP/NZD 英ポンド/NZドル
27 GBP/USD 英ポンド/米ドル
28 GBP/CAD 英ポンド/カナダドル
29 GBP/CHF 英ポンド/スイスフラン
30 GBP/SEK 英ポンド/スウェーデンクローナ
31 AUD/NZD 豪ドル/NZドル
32 AUD/USD 豪ドル/米ドル
33 AUD/CAD 豪ドル/カナダドル
34 AUD/CHF 豪ドル/スイスフラン
35 NZD/USD NZドル/米ドル
36 NZD/CAD NZドル/カナダドル
37 NZD/CHF NZドル/スイスフラン
38 USD/CAD 米ドル/カナダドル
39 USD/CHF 米ドル/スイスフラン
40 USD/CZK 米ドル/チェココルナ
41 USD/HKD 米ドル/香港ドル
42 USD/DKK 米ドル/デンマーククローネ
43 USD/NOK 米ドル/ノルウェークローネ
44 USD/PLN 米ドル/ポーランドズウォティ
45 USD/SEK 米ドル/スウェーデンクローナ
46 USD/SGD 米ドル/シンガポールドル
47 USD/TRY 米ドル/トルコリラ
48 USD/ZAR 米ドル/南アフリカランド
49 USD/CNH 米ドル/人民元
50 USD/MXN 米ドル/メキシコペソ
51 USD/RUB 米ドル/ロシアルーブル
52 CAD/CHF カナダドル/スイスフラン
53 CNH/RUB 人民元/ロシアルーブル

IFC Marketsを選ぶ基準はこれ!

当サイトでは海外FX業者を選定するに当たっての基準をトップページにて示しており、IFC Marketsにおいて該当する基準を5つ紹介します。

・金融ライセンスを保有
・全600種以上の取り扱い商品
・MT4・MT5に加え独自の取引ツールを使用可能
・追証なしのゼロカットシステム採用
・日本語サポート対応

金融ライセンスを保有

IFC MarketsはIFCMグループが運営しているFX業者で、本社をイギリスのロンドンに置くホールディングカンパニーです。

「IFCM Cyprus Limited」「IFCMARKETS. CORP.」「NetTradeX Limited.」「IFC Markets Limited」の4社からなるグループで、IFC MarketsはIFCMARKETS. CORP.が運営しています。

1.CySEC(キプロス)Licence Number. 147/11
2.BVI FSC(イギリス)No.SIBA/L/14/1073
3.Labuan FSA(マレーシア)Licence Number.LB/20/0049

日本に事業展開しているのは、イギリス領ヴァージン島の金融ライセンスの範囲内であり、世界的に有名な金融グループであるIFCMグループの傘下であることから、安全性・信頼性は非常に高いです。

全600種以上の取り扱い商品

IFC Marketsでは全600種類以上の商品が取引可能です。

・通貨ペア:53種類
・貴金属:13種類
・株価指数CFD:11種類
・株CFD:426種類
・商品CFD:33種類
・商品先物CFD:60種類
・ゴールド商品:3種類
・上場投資信託CFD:4種類
・仮想通貨CFD:3種類

これらすべての商品が一つの口座で取引可能です。

MT4・MT5に加え独自の取引ツールを使用可能

IFC Marketsでは定番のメタトレーダー4(MT4)とバージョンアップ版のメタトレーダー5(MT5)に加えて、NetTradeXという独自のツールが使用できます。

MT4とMT5は世界的に有名な取引プラットフォームでほとんどの海外FX業者において採用されており、利便性や操作性の快適さからトレーダーにも人気のあるプラットフォームです。

NetTradeXはIFC Markets内でのみ利用可能な独自の取引ツールで複数ポジションの同時決済チャートを最大10銘柄閲覧できること、ポートフォリオ取引・分析法が利用できるなど独自の機能が多く搭載されています。

ポートフォリオ取引・分析法とはNetTradeXの独自の手法で「相関性の低い金融商品を組み合わせることで、リターンは同じなのにリスクだけ減らすことができるという理論を数学的に証明した」と公式ウェブサイトに記載されています。

簡潔に言うとXAU/AUDやCORN/JPYなど一見関連性のない商品を自作し、少額取引を行うことで、通常よりもリスク分散した取引が可能になるということです。

商品の組み合わせはIFC Marketsの独自ツールであるNetTradeXの機能を使用することで無料かつ簡単に作成でき、作成された商品は「合併商品」と呼ばれます。

「合併商品」はトレーダーが作成することもできますが、IFC Marketsの投資アドバイザーが作成した商品も利用でき、売り買いどちらでも取引ができます。

またNetTradeXはWindows・iOS・Androidに対応しており、自宅だけでなく外出先からでも閲覧・取引が可能です。

成子先生
IFC Marketsの独自ツールはとても便利なので、詳しい使い方やリスクについて十分に理解した上で利用してください。

追証なしのゼロカットシステム採用

IFC Marketsでは追証なしのゼロカットシステムを採用しています。

取引中に急なレート変動により証拠金(投資資金)を上回る損失が出てしまい、口座残高がマイナスになってしまっても、IFC Marketsがマイナスになった損失を補填してくれます。

ただし、このゼロカットシステムが執行されるためには、口座残高のマイナスを補填してほしい旨をIFC Marketsのサポートに連絡することが必須です。

連絡をせずにそのままマイナスの口座残高に入金してもマイナスは補填されないためご注意ください。

この追証なしのゼロカットシステムの採用により、入金額以上の損失はありません

ブル男
ゼロカットシステムがあると安心して取引ができるね

日本語サポート対応

IFC Marketsでは電話・メール・ライブチャット・スカイプによる日本語サポートに対応しています。

電話対応はコールバック制を採用しているので、事前に専用プラットフォームに欧州時間で希望する時間を指定し、問い合わせの内容を簡単に文章にして送信しておく必要があります。

その際「言語」で「Japanese」を選択しておくと、指定した時間帯にIFC Marketsのサポートから電話がかかってきて、問い合わせの内容について返答してくれます。

また電話対応なので、その場で質問したいことがあれば聞くことですぐに問題を解決してくれます

ライブチャットとスカイプで問い合わせをする場合には、公式ウェブサイトの「お客様サポート」から行ってください。

サポート対応時間は月曜日から金曜日の13:00~21:30です。

成子先生
電話対応をしてくれるところは海外FX業者では少ないため、時間を合わせられれば聞きたいことを一気に聞くには効率的ですね。

IFC Marketsのメリット

IFC Marketsにはメリットが多くありますが、代表的なものとしてスプレッドの選択が可能なことや利息の配当がもらえることが挙げられます。

・固定スプレッドか変動スプレッドの選択が可能
・NetTradeXのマイクロ口座では0.001ロットから取引可能
・利息による配当を受けられる
・ロスカット基準は証拠金維持率10%以下
・顧客資産は分別管理だが保険に加入済み

固定スプレッドか変動スプレッドの選択が可能

IFC MarketsではNetTradeXを使う口座の場合には、固定スプレッドにするか、変動スプレッドにするかを選択できます

ただし、MT4では固定スプレッド、MT5では変動スプレッドで取引する必要があり、この二つの取引プラットフォームの場合は選択する自由はありません

NetTradeXでは固定スプレッドか変動スプレッドの選択を口座開設の時にするため、口座開設の前にあらかじめ決めておく必要があります。

固定スプレッドの場合、FX業者が定めたスプレッドに固定されている方式で、スプレッドの変動リスクを心配しなくていいことがメリットです。

一方、変動スプレッドは、固定スプレッドよりも狭いスプレッドで取引が可能ですが、経済指標の発表時などタイミングによっては固定スプレッドよりも広がる可能性があります。

成子先生
スプレッドのタイプを選択できるFX業者は非常に珍しいので、自分で選択して使いたい人におすすめです。

NetTradeXのマイクロ口座では0.001ロットから取引可能

独自プラットフォームを使うNetTradeXのマイクロ口座の最小取引量は0.001ロット(100通貨)と非常に小さな取引量が設定されており、FX初心者の人や独自の取引ツールであるNetTradeXを少額で試してみたい人におすすめです。

NetTradeXのマイクロ口座の最大レバレッジは400倍と設定されているため、少ない証拠金でも大きなポジションを保有できます。

熊野
独自のプラットフォームを初めて使うなら慣れるまでに時間がかかりそう
成子先生
そうですね。ただ0.001ロットを最大レバレッジ400倍で取引すれば約30円の証拠金で取引が可能なので、慣れるまで存分に使いこなすことができそうですね。

利息による配当を受けられる

IFC Marketsでは取引に使用されてない資金(フリーマージン)に対して最大で7%の利息がつき、1ヶ月の取引量に応じて月に一度取引口座に加算されます。

この利息によって加算された配当はすべて出金可能です。

条件ロット数と利息率は以下の通りです。

条件Lot数 利息率(年利)
10Lot以下 0%
10~30Lot 1%
30~50Lot 2%
50~70Lot 4%
70Lot以上 7%

国内銀行の普通預金の金利が0.001%であることを考えると、一定の取引を行うことで1%以上の金利を受け取れることは大きなメリットです。

70ロット(700万通貨)以上取引を行うと最大の金利を受け取れ、普段から取引量が多い人ほど配当による高い利息を受け取ることができるため、大口の取引を行うトレーダーにとって大きなメリットでしょう。

ロスカット基準は証拠金維持率10%以下

IFC Marketsではロスカットの基準を証拠金維持率10%以下に設定しており、他のFX業者と比較しても低い水準に設定しています。

ロスカットとは含み損が基準の維持率を下回った際に、FX業者が強制的に決済を行ってトレーダーの資金を守るシステムです。

証拠金維持率は取引ツールにて計算可能ですが、下記の計算式から割り出すこともできます。

証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100

IFC Marketsでは10%と低い値に設定されているため長く損失に耐えることができ、トレーダーがポジションをどうするかの裁量の余地が残されています。

成子先生
ロスカットが執行された場合には、ロスカット基準が高い業者と比較して証拠金を多く失うリスクがあることも忘れてはいけません。

顧客資産は分別管理だが保険に加入済み

IFC Marketsの顧客の資産の管理には分別管理を採用しています。

分別管理とは、FX業者の資本金とトレーダーが預けている資産を別々の口座に管理しており、FX業者がトレーダーの資金を勝手に流用できないようにする仕組みのことです。

IFC Marketsでは分別管理に加えて、IFC Marketsがもし破産した場合でもアメリカの最大手保険会社であるAIG EUROPE LIMITEDの金融機関向け保険サービスに加入しているため、トレーダーに上限の無い資金の返還が保証されています。

ブル男
FX業者が倒産しても保険で全額返金してくれるなら安心だね

IFC Marketsのデメリット

IFC Marketsではボーナスキャンペーンを一切行なっていないなどデメリットもあります。

固定スプレッドが広い

IFC Marketsの固定スプレッドの口座では、米ドル/日本円では1.8pips、ユーロ/日本円では2.5pips、ユーロ/米ドルでは1.8pipsと固定スプレッドを採用している他の業者の口座と比較してもスプレッドは広いです。

固定スプレッドは経済指標の発表時などの際に変動スプレッドよりも狭い場合があったり、常に固定されていて損益計算が簡単に行えるメリットもありますが、普段から固定スプレッドで取引を行うにはコストが高くなってしまいます。

熊野
固定スプレッドって良くないのかな
成子先生
相場が荒れていて固定スプレッドが活きる場面を有効に活用できれば利益が出ますが、初心者が扱うには難しいでしょう。

ボーナスキャンペーンは未実施

IFC Marketsでは新規口座開設ボーナスや入金キャッシュバックキャンペーンなどのボーナスは開催していません

その代わりに、フリーマージンに取引量に応じて利息がつくサービスを常時展開しています。

成子先生
各種ボーナスが無いため、最初にある程度の資金を投入する必要がありますし、利息は相応の取引量が必要なので、初心者にはハードルが高くなります。

IFC Marketsの徹底解説まとめ

IFC Marketsはロンドンに本社を置くIFCMグループの中の一つの会社で、金融ライセンスを保有し、アメリカの大手保険会社であるAIG EUROPE LIMITEDの保険サービスに加入していることから、安全面は高いといえるでしょう。

IFC Marketsは取引量に応じて資金に利息がつくサービスや、全600種類以上の商品をIFC Markets独自の取引ツールであるNetTradeXで商品ペアを作成し取引ができるシステムの提供といった独自のサービスを展開しているFX業者です。

最小取引量が0.001ロット(100通貨)であることからFX初心者に向いているFX業者であり、最大7%の利息を受けられる条件は厳しいものの、大口の取引を行う上級者トレーダーにもおすすめのFX業者です。

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