FxPro(エフエックスプロ)を選ぶ基準やメリット・デメリットを徹底解説

FxPro(エフエックスプロ)は2006年からサービスを開始し、現在では173カ国で130万の顧客アカウントを保有する海外FX業者です。

スプレッドが多少広い面もありますが、総じて提供しているサービスの質の高さによって現在までに70以上の国際的な賞を受賞している優秀な業者です。

またサーバーを有名なエクイニクス社に置いているため、1秒間に7000件の注文を処理し、ほとんどの注文を0.01秒で約定するスピードを備えています。

この記事ではFxProの基本的な取引条件や取扱商品、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

日本人トレーダーから人気No.1であるXMは、FxProと同じく具体的な実績を多く公表しており、非常に優秀なサービスを提供していますので、両社を比較検討していただくとよいでしょう。

FxProの基礎データ

FxProの基礎データとして、口座の種類や通貨ペア数、取引手数料などを分かりやすく、ご紹介いたします。

FxProの取り扱い通貨ペア一覧

FxProでは70種類の通貨ペアを取り扱っており、メジャー通貨だけでなくマイナー通貨やエキゾチック通貨まで取り揃えています。

FxProが選ばれている基準を解説

海外FX完全ガイドでは海外FX業者を選ぶ際に独自の基準を設けており、FxProの場合では4つの項目が当てはまっています。

上記の選ばれる基準について詳しく解説していきます。

4種類の金融ライセンスを保有

FxProグループはグループ全体で4つのライセンスを取得しており、ライセンスは以下の4つです。

FxProグループは2006年からキプロスで事業を開始しており、資本金は1億ドル以上ある非常に大きな企業が母体となっています。

なお、日本に事業を展開しているのはFxProグループの中でもCySECの金融ライセンスを保有している会社です。

全70種の豊富な取扱通貨ペア

FxProでは70種類もの通貨ペアを取り扱っており、他の海外FX業者と比較してもその取り扱いの多さは魅力の1つとなっています。

取扱通貨ペアが多いほど選択肢は広くなり、投資のチャンスは多くなります。

FxProの場合、主要な通貨はもちろん、イスラエルの新シェケル（ILS）など他の海外FX業者ではあまり扱いのない通貨ペアも取引できます。

世界中から支持される取引ツール「MT4、MT5、cTrader」を採用

FxProでは世界的に支持されている取引ツールであるMT4やMT5、cTraderを使用できます。

これらのツールにはパソコン上にダウンロードして使用するものとモバイルアプリ版があるため、自宅や外出先など場所を選ばずに取引が行えます。

MT4とMT5は世界中で利用されているため、業者が変わってもMT4やMT5を利用している業者であれば統一の取引ツールですぐにトレードを開始できるメリットがあります。

金や銀などの貴金属や株式指数CFD、先物契約などの取引を行えますが、MT4やMT5であればEA（エキスパートアドバイザー）を用いた自動売買が可能です。

追い証の無いゼロカットシステムを採用

FxProではゼロカットシステムを採用しており、大きな損失を出してしまっても借金を背負うリスクがありません。

海外FX取引では高いレバレッジをかけて取引を行えるため、少ない証拠金でも多くのポジションを保有できますが、高いレバレッジ取引にはリスクを伴うため、大口の取引を行うときにもゼロカットシステムがあれば安心して取引を行えます。

FxProのメリット

数多くある海外FX業者の中からFxProを選ぶべきメリットは、資産の安全性や約定力の高さにあります。

資産の分別管理と信託保全制度

FxProはCredit Suisse AGやBarclays PLC、ロイヤルバンクオブスコットランド銀行の世界的な大手銀行において業務資産と顧客資産を完全分別管理しています。

このため、FxProの経営が悪化した場合に顧客の資金を使って損失の穴埋めをする資金流用のリスクを避けることが可能です。

ただ、分別管理だけではあくまで資産を分けて管理しているだけなので業者が破綻した場合、金融機関に資金を抑えられ、トレーダーに返還されない可能性があります。

そこでFxProでは資金の返金に関して「信託保証制度」を設けていて、FxProのバハマ口座において投資家補填ファンド（IFC）に加盟していることで、FxProが破綻した場合でも損失を最大2万ユーロまで補填する仕組みを導入しています。

幅広い取扱商品

FxProで取引可能な商品は豊富な通貨以外にも先物、エネルギー、インデックス、貴金属など幅広いCFD商品を取り扱っており、取引ツールによってトレードできる種類が異なります。

MT4、MT5で取引可能な銘柄はCFD先物20銘柄、株式151銘柄、インデックス29銘柄、貴金属6銘柄、エネルギー3銘柄の取引が可能で、cTraderではインデックス29銘柄、貴金属5銘柄、エネルギー3銘柄の取引が可能です。

EAを開発可能な「FxPro Quantストラテジー・ビルダー」を利用可能

FxProが提供するFxPro Quantストラテジー・ビルダーは、ドラッグ&ドロップの簡単な操作でMT4に対応する独自のEAを作成可能なサービスです。

このサービスを利用してEAを作成する際にはプログラミングのスキルが必要ないため、トレードの戦略に関する知識があれば誰でも簡単に活用できます。

FxProによれば、自動売買プログラムを上手に利用するトレーダーは、トレーダー自身で取引を行う人よりも平均して5倍の取引を成立させ、安定した利益を得ているとされています。

強くて早い約定スピード

FxProは大手IT企業（Microsoft、Amazonなど）が利用しているエクイニクス社にサーバーを設置しているため、取引の約定スピードが非常に早く、ほとんどのオーダーがリクオート（約定拒否）されません。

2019年度実績では99.32%の注文がリクオートなしで約定しており、ほとんどの注文が0.01秒で決済に至っています。

為替相場は刻一刻と変化しており、約定の速さと少ないリクオートは、変動する相場での取引を円滑に進めるうえでは欠かせません。

レバレッジは最大500倍

FxProの最大レバレッジは500倍であり、高いレバレッジを利用して取引が可能です。

FxProが提供する全ての口座で最大レバレッジ500倍にて取引できますが、全ての取扱商品を500倍で取引できるわけではありません。

同じ貴金属でも金・銀やプラチナ、同じインデックスの中でもメジャーとマイナーでレバレッジが異なり、細かい分け方がされているため、取引を行う商品の最大レバレッジはしっかり把握しておきましょう。

FxProのデメリット

FxProにおけるデメリットはスプレッドの広さやボーナスがないことであり、トレーダーによってはトレードスタイルに合わない可能性があります。

スプレッドが広く手数料が高め

FxProが提供するスプレッドは他の海外FX業者と比較してやや広めになっています。

たとえば米ドル/日本円で比較したときに、日本でも人気のXMでは平均スプレッドが0.1〜1.6pipsであるのに対して、FxProの平均スプレッドは0.9～1.8pipsと広くなっています。

cTrader口座では取引ごとに手数料が発生し、注文と決済の往復取引で9ドルかかるため、手数料も他の海外FX業者と比較して高めに設定されています。

ボーナスの提供なし

FxProでは他の海外FX業者が提供しているような口座開設時や入金時のボーナスはありません。

ボーナスによって上乗せされる分がないので、他の海外FX業者のように口座開設時に使える証拠金が増えるわけではありません。

公式ウェブサイトが読みにくい

FxProの公式ウェブサイトには日本語での記載がありますが、その日本語訳が少し不自然で読みにくくなっています。

またサイト内の一部は英語表記のままになっており、公式ウェブサイトから情報を得るには多少の英語力が必要になります。

FxProの徹底解説まとめ

FxProでは幅広い銘柄での取引を行うことができ、信託保証制度による安全性も兼ね備えた海外FX業者です。

多数の賞を受賞するほど優秀で、EAを作成できる独自のツールを提供している珍しい業者であり、レバレッジも最大500倍まで取引が可能です。

多少スプレッドが広い傾向ではありますが、複数の金融ライセンスを保有している信頼性の高さとエクイニクス社の約定力の高さが多くのトレーダーを魅了しており、130万人もの顧客を抱える結果を出しています。

FxProの選ばれる基準とメリット・デメリットをふまえたうえで、口座開設の参考としてください。